2011年3月11日から13年。蒼天の寒い気仙沼

貴之

2024.3.11


おはようございます。

3月11日の朝を迎えた気仙沼です。

天気は晴天、0~10度とふり幅は大きな気温となっております。

日曜はお休みできたので事務所がすっかり冷え切っており、

ペレットストーブを速攻で点化させ温まるのを待っております。

 

今日は東日本大震災から13年目の3.11となります。

未曽有の大災害からこんなにも年月がたったのかと時たま不思議に思います。

正直2011年から1年程度か、記憶があまりありません。(もともと記憶力は無い方ですが)

がれきをかき分け造船所で建造していたサンマ船などの確認に行ったこと。

会社の状況を確認し途方に暮れつつもがれきを退かし、泥カキをし、徐々に社員が集まって一緒に作業できたこと。

遠方の同業者の方々からいろいろなご支援をいただき、鰹船の入港の一助を担えたこと。

会社一階が柱だけになっていたので壁をべニア板などでふさぎ簡易工場を作ったこと。

陸に上がった漁船に絶望しそうになりながら、船主様の要望などで乗船し

電気系統の確認をしたことおぼろげには覚えています。

 

余震や停電、断水が続き、食料の配給情報がありがたかったり、

悪い噂に疑心暗鬼になりながらもご近所の方々と今以上につながっていた気がします。

電気が無いから朝の日の出で目が覚め、夜の闇に合わせ寝るという

正直健康的な生活でした。ストーブは当時あった灯油ストーブでやかんを沸かしつつ明りにもしつつ

という感じでした。

 

あれから13年街並みは整理されきれいになりました。

でもその代わりに海の怖さが薄れている気がします。

もう一度しっかり気を引き締めていかなければと思います。

熊本や石川などでも大地震が起きております。

また来ないとも限りません。

 

今日も頑張っていきましょう

ご安全に