おはようございます
昨日の雨と思い雲、濃い靄とは打って変わって、
涼しげで湿度もあまり感じない秋空の気仙沼。
気温は19~27度と最低気温がぐんぐん下がっているようですね。
湿度は94度予報なので日中上がるのでしょうか。
昨日も高温多湿による弊害なのかバタバタ突発工事があり
その打合せなどを含めしておりました。
本筋のSno.1050の図面返却もしつつ、2大師丸のダメージ点検項目及び10月までの調査工程の検討
発電機トラブル船の事務対応でした。
気仙沼も雨降りましたが、弊社部長が産廃処理の関係で仙台へ出張だったのですが大雨に遭遇し
一般道で車が浸水するほど危険な状況だといっており、危機一髪だったようです。
さて今日は昨日同様Sno.1050の図面対応や一般配置もらえたのでその対応、
2大師関連を引き続き。
そうそう今日は発電機トラブル船1隻目の発電機積み下ろし作業が現場で行われるので
注意事項などを朝礼で話をしたいと思います。
発電機つながりですが、
船主様方にはお伝えしたことはあるのですが、
30年以上たつ発電機はいつ故障してもおかしくないリスクをかかえております。
ベアリング交換や洗浄、素子交換などでリスクは少しは低減できますが、あくまで下げるだけで
故障の危険性は常に付きまといます。船の寿命を30年とした場合15年での発電機の新替えを提案しておりますが
船主様の経営判断にゆだねられます。
個人的には操業中に故障し漁期を失するよりは予定として組める新替えのほうが、計画に組み込みやすいと考えてしまいます。
トラブルになって巻替えなどの工事になった場合、新品を買う以上の費用が掛かりますし、工程として発電機の仕様の調査、陸揚げ
分解点検、各素子の手配、巻替え、交換作業、ニス上げ、くみ上げ、搬入、運転による実働試験となりますので
少なくとも1カ月程度最短でかかるのです。(新品のようにくみ上げた時点での発電試験はメーカー工場に持ち込まないと基本出来ません)
そういった意味で今年の夏の異常な高温多湿は本当に危険。
船齢の高い船の発電機動作前にはキチンと絶縁測定を行い、悪ければエンジン屋さんに協力いただき
乾燥作業をおこない、絶縁測定し値がよくなってから運転をお願いしております。
そこまでやっても焼損する場合がありますので、これ以上の対策は新替えしかないのが実情。(上記であるように陸揚げ整備はリスク低減効果となります)
発電機は主機関や補機関のようなエンジンと異なり、通常ベアリング交換と日常のグリスアップくらいしか費用をかけることは
無く、運がいい船はほぼノーメンテの場合があるくらいです。
それ程費用が掛からない分、新替えなどの計画的なリスクコントロールが必要ではないでしょうか?
長々書きましたが
船の心臓部であり安全安心の核です。できる限りの注意を払って施工をしたいと思います。
さあ今日も頑張っていきましょう、ご安全に